愛を疑え
インド哲学や何かしらの宗教をもとに「愛」を語る人で、周りに生徒やクライアントや信者の多い人ほど、悩みを打ち明けたら「あなたには愛と感謝が足りない」といった決め付けにより説教をしてきそうで、近寄り難いという矛盾。
愛は古から人間を律するまたは罰して支配するために都合よく創り上げられた中毒性のあるキャッチーな概念にすぎない。資本主義社会との相性も抜群。
そもそも「愛」があるから「憎」があり、愛と憎は表裏一体。
なんで愛だけ切り取って、それがすべてになるんだ。
「空」もうさんくさい。
この世に存在してしまっている限り、何かしら在るんだし。
概念化はコミュニケーションには便利だけど真実ではない。
人間の語りの中には真実なんて何一つない、というのが大前提なのでは。
だからみんなが好きな愛は一つの物語に過ぎない。
こういうどうでもいいことを前提として生きているので、消えたくなる。
二言目にはナマステなヨギーニになった方が人に好かれるし幸せに違いない。