スーパーカーで獣道を走る

金融系IT会社のアラフォー会社員。ギャンブル依存回復中の12歳年下バイセクシャル主夫と2匹の猫と暮らす。かくいう私も元アル中、しかし謎の体質変化により現在はほぼ下戸。City Girlでしたが、昨年自然を求めて田舎に引越し、果たしてそれが正解だったのか考え中。自分の歪んだ認知を矯正して飄々と生きることを目標とするADHD・妄想性障害・気分変調性障害のメンヘラ奮闘記。低血糖で副腎疲労の疑いもあり。

死なせてください

薬はトラウマ的なフラッシュバックのような発作を受けた時には効かないことがよくわかった。

 

同じ話を何度も繰り返しているが、私は長年家族に振り回されてきちんとお金の管理をしてこなかった。

 

外資金融に就職するも、母親と住む家賃代や生活費をさっ引くと、新卒にしては悪くなかった給料も、手元に残るのは日系企業の銀行員と同じ程度、そこから貯金するとなると、今度は周りの同僚たちの基準で選ばれた高級レストランでの定期的な誕生日会(食事代1万円、プレゼント代も五千円〜)に参加できなくなるので、あるだけ使ってしまっていた。

 

その後も、母親への仕送りと、母親に対する不満や自分のトラウマをアルコールとプロのシンガーになる夢でごまかすかのうよにそれらにお金を使い、「いつかはじめるから」と言いながら貯金ができなかった。一方で、中間管理職になる体力も、精神力も、野心もないし、会社の仕事に情熱を注げず特に昇進することもなく、仕事に飽きると退職して、もらった株や退職金を崩しながら転職活動をする。無職の状態なので先方に足元を見られ給与交渉ができないので、転職によって役職的にも給与的にもほぼ横ばい。とにかくその時その時を凌ぐ為の転職をしてきた。

 

そんなので貯金がないものだから、20代に後半、姉がトルコのリゾート地で挙げた結婚式への旅費を姉に出してもらい、お金がないからと断ったのに「旅費を私が出すから」と姉が言うので、バリで挙げられた姉の義理兄の結婚式の費用も姉に出してもらった上に、当時の姉の元夫に「僕の兄弟はみんな自分で旅費を払えるから、次回からは自分で払え」と母親経由で伝えられ屈辱を受ける。だから、行けないって言ったのに、そこは姉も「いや、私がお願いしたんだ」とか言い返してくれなかったんだと、その後は当然楽しめるわけもなく(元々楽しくなかったけど)、1秒でも早く帰国したかった。

 

父親は不倫の後、母親に離婚を迫る。離婚後姉は一人でアメリカの有名大学の寮生活を自由に満喫。一方、私はわけのわからないまま、母親と二人で日本に帰国せざるを得ず、大学生になっても母は家賃がもったいないと、自分のアパートを引き払い、私のアパートに転がり込んだり、その後は二人で住む等を経て、今に至る。

 

それで今、大分遅れをとってしまったけど、やっとお金の管理等も立て直そうとしている。

 

姉には私の苦労がわからない。

 

でも彼女は社会的な地位を着実に手に入れている。

 

そしてここ最近父の遺産相続で話す機会が増えた。

 

父親の不倫相手であったその後妻は人の家庭を壊した上に、父親の訃報を1ヶ月遅れで、謝罪もなく、伯母経由で伝えてきた。その後なぜか親族に特に詳細を伝えることなく遺産の放棄を急かし、それに応じなかった私と姉にに対して遺産相続の話にも非協力的、かといって今のところこれといった財産は見当たらず、何か裏があるのか、ないのか、行動が支離滅裂で収集がつかない。

 

でも腹いせに色々とこれ以上調査を進めたとしても、費用が嵩むだけ。

 

中国地方にある父親の家のちかく警察署に行って調査をするとなると旅費がかかるので、それは折半して欲しいと姉に伝える、「あなたは昔からお金に対してFunnyだけど、出すのは構わない」と英文で返事がきた。このFunnyが何を意味するのか、推測するには「変」、「ケチ」とマイナスな意味が込められているのはわかる。

 

でも私がお金に「変」で「ケチ」なのであれば、それには理由があるからだ。

 

でも自分の考えより、姉の言葉の方が私に対する影響が強い。

 

姉の”funny"の一言で、「自分には稼ぎがない」、「貯金がない」、「ケチ」、「姉より全てにおいて劣っている」、姉と母で「桃ちゃんってなんでお金がないの〜」、「何考えているかわからない」等ろくなことを言われていないだろうとか、色々なフラッシュバックや妄想が止まらない。死にたくなる。

 

「人のせいにするんじゃない」という声もする。

 

Yくんは姉が金があるなら全部出してもらえばいいじゃんというが、それが合理的なのかもしれないが、今までの歴史とトラウマがあり、そうすると惨めになるだけなのでしたくない。多分こういう思考回路があり、家族からも「気難しい」と言われてきたんだろう。「姉はすごーい!」と可愛く頼れる妹だったら、きっともっとうまくやっていけたんだと思う。損な性格。

 

普通に考えたら、いつも下に見られるのが悔しいというのは余計なプライドなんだろう。

 

そんなくだららないプライドにより姉と縁を切ったのに、もしかしたら父親の遺産が少しでも手に入るかもしれないという下心より、彼女とやりとりをした自分がいけないのだ。

 

姉のように、自分で弁護士費用を余裕を持って払えないのが悔しい。

 

何がしたいのか、どうなりたいのか、全然わからない。

ただどんなに働いても、それだけお給料が入っても、私は自分をいじめることしかできない。

 

そして自分の行動と選択、特にお金や家族に関しては、自分の認知の歪みにより、正常な判断ができなくなる。

 

もう自分が悪いから、ごめんなさい。

死なせてください。