スーパーカーで獣道を走る

金融系IT会社のアラフォー会社員。ギャンブル依存回復中の12歳年下バイセクシャル主夫と2匹の猫と暮らす。かくいう私も元アル中、しかし謎の体質変化により現在はほぼ下戸。City Girlでしたが、昨年自然を求めて田舎に引越し、果たしてそれが正解だったのか考え中。自分の歪んだ認知を矯正して飄々と生きることを目標とするADHD・妄想性障害・気分変調性障害のメンヘラ奮闘記。低血糖で副腎疲労の疑いもあり。

私は妄想性障害なのでしょうか

今までの記事でもよく表れているけど、私は被害妄想がひどい。

 

そして、昨日Yくんと話しながら「私は統合失調症なのでは」と思った。でも幻覚とかはないし、会社員として問題なく働けているので「妄想性障害」なのかも、と。

 

被害妄想は誰もがするものなのかはわからないけど、1日のほとんどを「私は(お金、知識、努力など)何かしらが足りない」、「私は醜い」、「私が悪い」、「自分の欠点を改善できるようにコツコツと行動できない私なんて死ねばいい」という自責の念に囚われながら過ごす人はどうやらそこまでいないようだ。

 

  • 妄想とは「事実ではない」ことを、「確信」しており、「訂正ができない」。この3つの条件を満たした時に、精神医学でいう妄想といいます。

引用:

jr-nara-cocoro.com

 

まさに、自分は何においても「足りない」、「醜い」というの私は事実であると確信しており、だから訂正できないのである。

 

日本の平均以上の収入を稼いでいても、稼ぎ足らない、能力が低い、恥ずかしい、としか思えない。他人と比較しては劣等感に陥るか、例え優越感を得られたとしても、それは束の間の感覚で、その後すぐに「他人と比較する自分は浅はかだ」と自己否定が始まる。他と比較して結果が良いことは受け入れられない。結果が悪いことはまた自分へのダメ出しのエビデンスとして「ほら、おまえはこんなにダメなんで、死ね」と嘲笑しながら自分にグリグリと突きつける。

 

人に外見を褒められても、信じられない。

 

思考の着地点は自己否定。

 

私の障害の想定:

遺伝またやPTSDからの妄想⇨妄想性障害⇨妄想からの境界性パーソナリティ障害強迫性障害醜形恐怖

 

ただ統合失調症の人とは異なり、この罵声は自分の外にある存在ではなく、明らかに自分の脳内で起きているというのを自覚しているため、「神の啓示が聞こえる〜」と騒ぎ立てることもないし、浮き沈みや慢性的な疲労感はあるものの、健康診断の結果はいつもほぼ全項目「A」、日常生活や仕事はそれなりにこなせるので、自分には姉へのコンプレックスや、母親との共依存という問題はあるなとは思いながらも、自分の症状がそこまで深刻なものであるという自覚がなかったし、今も正直なところ、こんなことは誰しも多少はある症状で、自分がただ大袈裟に反応しているのではないかと思っている。

 

一方でこれは深刻な妄想性障害なのだと捉えると、自分の思考や行動の傾向がなぜこうなのかと納得できる。

 

私にとって何が一番の問題かというと、分裂病も少しあるのか、これを書きながらも、「妄想性障害なんて大袈裟に捉えて自分を甘やかそうとしている、それこそ被害妄想だよ笑」と自分を責める思考?人格?がいつも隣にいるので、どの思考(声)を聞けばいいのかわからなくなる。しかも妄想性障害と思うことが被害妄想なら、「だから妄想性障害なんじゃん」という。。なので、この人格はただの声のでかいモラハラ人格で、昼のワイドショーのコメンテーター並にアホっぽいんだけど、でもなぜか言われて落ち込む。

 

私の中には3種類の声があって、これらを「人格」とカテゴライズすると、「キェーーーーーーーーーーーーー、おまえなんて死ね!!!!!!クズ!!!」とヒステリックに罵声を浴びせたり、何を言っても嘲笑う人格がA、たまに顔を出して冷静に分析する人格がB、その間で右往左往して疲弊する主体の人格がC。

 

なので、好きなはずの音楽活動やライブをするとこの人格Aがずっと「おまえの需要なんてない」、「売れてもないのにまだ音楽やってんのw」、「才能あると誇大妄想してw」とずっと囁くので、辛い。でも「そんなに辛いなら、それは向いてないんだよ、やめれば」とパートナーのYくんも私に言ってたような。いや、仮にYくん言ってたとしても、彼の意図は違うはずなんだけど、CはAに影響されて、どうしても自分を突き刺す解釈をしてしまう。このまま進むと、おそらく私は「Yくんは私に対して理解がいない」という最悪な方向に話を持っていってしまう。もうYくん既に色々と迷惑をかけていると思うし(「そう、だからお前は早く死ね」とAが今言っています)なのでもうおそらく十分日常に支障が出てるのです。でも自覚がない。自覚があっても改善しようと努力できてない(「そう、お前は怠け者、何も努力していないに文句ばかり言って」とAが今言っています)。

 

幼少期から「何、被害妄想してるの(笑)」と母親や姉に嘲笑いされていたこともあり、「被害妄想」ということ言葉があまりにも自分に馴染んでいて、ものごころがついたときから自分の日常、自分の一部だったので、自分の被害妄想をそこまで深刻に捉えていなかった。ネグレクトな両親とモラハラな姉という家庭環境で自分の居場所を確立させるにはおそらく被害妄想するしかなかったのだと思う。全部自分が悪い。だからこの家族にいさせてもらうだけでもありがたいと思わなくちゃいけないんだ。自分を卑下することで自分の居場所や立ち位置を確立していった。

 

そしてAの言葉は以前家族に言われた、または「私が言われたと被害妄想してそう記憶している言葉」(これはAさんの発想)が元になっているのだと思う。それだけではないのだろうけど、その一因にはなっているというのは推測できる。例えば、父親に「きっつぅーねちゃんはいつも楽しようとする(叱責)!!」と言われたのを覚えているけど、その文脈は覚えておらず、どうしてそう言われたのかは覚えていない。なのでその部分だけ強烈に記憶して、「自分は怠け者なんだ、怠け者にならないように気をつけないといけない」という強迫症が始まったきっかけの一つのではないかと考える。あとはうちの母親や母型の祖母、あと父親もそうかな、みんな診断されているかはわからないけど、明らかに精神疾患者なので、遺伝もあると思う。

 

これを書きながらも「だからこれが被害妄想、おまえは父親は家にいなかったけど、別にい母親からネグレクトされていない。姉からも色々ときつく言われたかもしれないけど、被害妄想して過剰に反応してただけ。おまが気難しくて、よくわからないことを母や姉に言ってたけど、彼女たちは悪気はなかった」とう声がする。被害妄想をしているというのが被害妄想なんだよという、エンドレスなループ。

 

自分の家庭環境のせいにできない。

 

家庭環境のせいにして自分を甘やかしてはいけない。

 

そしてこれを書きながら、自分の弛んでしまったお腹周り、そしてそれを鍛えるための運動をできない自分をAが責めている。語彙が少ないこと、ちゃんとじっくりと文章を構築しないことをAが責めている。

 

Aは私が脳内で発している声だというのはわかるけど、私、つまりCである主体を支配する。Bは調子の良いときにふと出てきて冷静な判断をしてくれるけど、大体Aのでかい声にかき消されてしまう。

 

何が事実なのかが本当にわからなくなる。

 

Bがもっと前に出てくることを願うけど、どうしてもDQNっぽいAの声がでかくて主体であるCの私はAに脅されるように動いてしまう。もちろんこれを書きながらAは「人格3つもないよ、きっつぅーねは統合失調症とか極端な精神疾患に憧れているところがあるから、精神分裂症ぶってるんでしょ、時間の無駄」と言っています。ではAさんにどうすればいいのかと聞くと「死ねば」としか返してくれないのですが、少し待つと「きっつぅーねはコツコツと何か続けるのが苦手だし、一発で効く薬を探してるんでしょ。そんなものないよ。だからずっと悶々とするだけだから、もう死ぬしかないでしょ」と返事をしてきました。「Yくんにも迷惑かけるだけだし、さっさと別れな。このブログYくんも読んでるんでしょ?これ読んだらもう彼どっと疲れるよ。だから書かなきゃいいのに。でも書いちゃうんでしょ?きっつぅーねはデリカシーがないね」と。

 

でも私の症状を記録することがブログの目的だから書かないといけないと思うけど、でもこれを書いたらさらにYくんに迷惑をかけるのか。。じゃあやっぱり別れるしかないのか、という具合に、AはCを支配する。

 

そしてCは疲弊して、死にたくなる。

 

でもCは仕事はこなせるので、会社の人たちは私の妄想性障害に気づくことはないでしょう。何か起きるとしたら、被害妄想による強迫症により(「21時まで働けるなら22時までできるだろ?」、「22時までできるなら23時までできるだろ?」など)自分を追い込みすぎて倒れる、ぐらいかな。彼らには妄想性障害より適応障害の方がしっくりくるだろう。

 

昨日、妄想を抑える手立てを求めて精神科の予約をした。

 

精神科医には全く期待していない。

 

「まずは臨床心理士との対談」というクリニックは論外。

 

ただ薬が欲しい。

 

原因を探るのは意味がないので(医者にもわかりっこないだろうし)興味がない。

認知の歪みと被害妄想(というかAの声)を止めて欲しい。

 

自分を労うことができたり、自分に「死ね!死ね!死ね!」と言われることに安心感を覚える感覚を手放せる日が訪れるのであろうか。

(ここで「ないよ」とYくんに扮したAが私に言う)

 

Aこそ死ねばいいのに。

 

それでもやっぱり「妄想性障害」はちょっと大袈裟な気がしている。