今の所の薬の効き目
ストラテラは私には効果があるみたいで、確かに以前より仕事に取り掛かるのが早くなり、先延ばしが明らかに減っている。会議は、どうでも良さそうな内容だと、なんとなく聞きながらも、違う作業をしてしまうのは相変わらずだけど、これは注意散漫とはまた違う気がするでの良しとしている。そして家のことも、平日は仕事が終わるのが遅すぎるか、力尽きて何もできないけど、今朝は淡々と家計関係の作業をしたり、部屋の片付けをできた。ただ飲んだあとの吐き気だけは慣れないし、しんどい。
先日お偉い人や上司、あとは全く興味なさそうな人たちを含めたオーディエンスの前で、ビデオ会議上でのプレゼンをしなくてはならなかった。多少緊張して途中で喉がカラカラになったものの、特にものすごく早口になったり、途中で「どうせ誰も聞いてないだろうな」等余計な思考が沸いて注意散漫になることなく、役目を果たすことができた。無事終えただけではなく、講師歴の長い同じ部署の大先輩には「感動しました」、「人の心に訴えることができるプレゼンができるのは才能だと思いますよ、本当に」とまで褒めてもらえて驚いた。本来は極度のあがり症なのだけど、先ほど調べたらあがり症の治療にメイラックスが良く使われていることを知り、今回のプレゼンはメイラックスに救われたのかもしれない。そしてプレゼンのスピーチを淡々と準備できたのはストラテラのおかげかもしれない。
こう並べると色々と順調に見えるが、ただ依然として、自分が何をしたいのかがわからないし、どんなに褒めていただいても自己評価は低いままだし、労働時間は長くて疲れるし、そして何より希死念慮は相変わらず。
ただプラシーボなのかもしれないけど、昨日処方に炭酸リチウムが追加されてたから、なんだか自分がカプセルの中にいるような、酩酊状態に似た、見えない膜に覆われているような感覚になっている。周りの人の言葉が気にならなくなるというより(今日はYくん以外と話してないのでまだわからない)、身体感覚としては、世間と自分が切り離されたような感覚。そににより、今日は物事をあまり深刻に捉えなくなっているような、明日の出社もそこまで嫌だという感覚もなく(だからといって、「よ〜し、働くぞ〜!」と高揚している訳でもなく)、希死念慮も軽減されているような気がしない訳ではない。もしこれがプラシーボではなく、実際の感覚なのであれば、自分の問題に取り組むには確かにいい状態かもしれない。
感覚がなくなるのではなく、確かに浮き沈みの波が小さくなっている。
ただ感覚が鈍化されていて、双極性障害に処方されるだけあって、「躁」状態であるセックス時のオーガズムが抑えられてしまっている気がする。(その関係性は要検証ですが)
しかし私はここまで薬で自分の感覚を鈍くしないと生きていけないのか。
逆に言うと、ここまで鈍化させないで、今までよく生きてこれたな?
そのためのアルコールだったんだけど。
でも今の私はアルコールの代わりに、明らかに薬漬け。ストラテラは大脳や脳幹を活性化し、メイラックスはリラックス系の神経受容体「BZD受容体」に結合することで、リラックス系の神経を活性化する。リチウムは中枢神経に複合的に作用するとか、それが具体的にどういうことなのかよくわからないけど、とにかく頭はシャキッとしながらもなんかどこかでモヤモヤっとした眠い状態が残っているとても不自然な状態の毎日。残念ながら思っていた以上に重症だったのか、自然療法(代替医療)やカウンセリングでは劇的な変化はなかったので(人生経験にはなったけど)、今回こそは薬に頼りながら、幼少期から続いている慢性的なうつ病から回復したい。死にたいと思わなくて済んで、自分が何が欲しいのかわかるようになりたい。
ちなみに炭酸リチウムの脳への影響を調べていたら興味深い記事に遭遇した
等准教授は、「今回の研究によって、おとなの脳にも存在する神経幹細胞が、通常治療に使われている薬物で増えることを示した。ヒトへの応用についてさらに実験をすすめたい」と話しています。
だと。
炭酸リチウムで長年の鬱による脳の神経性萎縮や失われたニューロンの損失が改善され、認知力の矯正と記憶力の向上につながるならラッキーだけどね。
しかし定型発達のメンタルは、指で押されてもすぐに元に戻る赤ちゃんの肌のような弾力性があるのか?だとしたらすごすぎる、幸せすぎるだろう。それと比べたら私のメンタルの弾力性は一度押されたらそのまましばらく凹んだままの老婆なわけですよ。
でもまだ炭酸リチウムを処方されてからまだ1日で、ネットやTwitterでは「効かない」というコメントを散見するので、なんとなく変化がある気がするというプラシーボである可能性は否定はできない。
西欧医学を毛嫌いしていた母親の影響で、代替医療には頼るものの、西欧医学の精神薬は絶対飲まないと頑なに40年ほど手を出したことがなかったけど、これならもう10代のうちにとっとと早くに飲んでおけば、、、いや、でも母親と共依関係だったので(あと高校時代は祖母と三人でくらしていたので)、精神科に通うことは彼女たちを不安にさせるだけだったのでこの選択肢はなかったな(私が精神病で大学に入学できなかたら、就職できなかったら、稼げなくなったらどうしようという不安)。私もYくんの薬や栄養の知識がないまま、一人で薬を飲んでも、薬をうまく利用できなかっただろうから、結局今がタイミングだったんだろう。
鍼灸は引き続き通っていて、やはり行った翌日は身体が明らかに軽い。
さて次回は自分が抱える認知の歪みについて。
そして誰かのためにではなく、まず私は何をするために、どこに住みたいのだろうか。
自分の仕事と趣味を両立させるためには、時間短縮を考えると、都内に戻ることもありなのかもしれない。それか車を買うか。