スーパーカーで獣道を走る

金融系IT会社のアラフォー会社員。ギャンブル依存回復中の12歳年下バイセクシャル主夫と2匹の猫と暮らす。かくいう私も元アル中、しかし謎の体質変化により現在はほぼ下戸。City Girlでしたが、昨年自然を求めて田舎に引越し、果たしてそれが正解だったのか考え中。自分の歪んだ認知を矯正して飄々と生きることを目標とするADHD・妄想性障害・気分変調性障害のメンヘラ奮闘記。低血糖で副腎疲労の疑いもあり。

お酒が飲めなくなりモラハラ系に近づかなくなった

昨日は会社の忘年会で、改めて、お酒が飲めなくなってよかった、そして都会から田舎に引っ越してよかったと思った。

 

今の仕事環境は劣悪ではないものの、声と態度はでかいが仕事ができないものすごく苦手な女性がいて、日本支店の社長も彼女をうまく管理できない結果、その皺寄せが他の人たちに行っている。コストもかかっている。そして彼女が発言する度に会議の雰囲気が凍りつく。端的に、彼女がいることでリモートとはいえ職場の雰囲気があまり良くはない。周りも当然、裏ではその女性に困っている。

 

しかし、忘年会のようなお酒の席では、あたかもこの問題が存在しないかのように、みんな打ち解けた雰囲気になる。そもそも周りは敏感体質ではなく、おそらく私ほど苦手意識を抱いてなさそうなので、お酒を一緒に飲んでいくうちに「あぁ彼女も根は悪い人ではないから」と情に流され、この問題が有耶無耶にされる可能性がある。少なくとも、彼女に戦力外通告をするかどうするかという話も、先延ばしになる可能性はある。

 

私もお酒を飲んでいた時はそうだったからわかる。

 

しかも私はお酒が入っていたら、ご機嫌な態度で自ら彼女に話しかけに行ってたに違いない。そして後日、また彼女がいつもの調子で会議で毒を吐くと、「あの時、あんなフレンドリーに話しかけて、調子に乗せてはいけなかった」と後悔する。

 

しかし今の私はお酒が飲めない。

 

冷静な判断ができる。

 

忘年会の会場は都内にある小さなバーで、そこを借り切って立食スタイルで開催された。今回の忘年会は早めに帰ることと、最初から最後まで彼女の視界に入らないように気をつけていた。

社長にも仲良く話すと仕事上ややこしくなるので、同じく視界に入らないように気をつけて、最後だけ顔の赤い上機嫌な社長に「●●さん!」と声をかけて、3分ほど話して、「では帰りますので〜」とカバンを取りに行く。そして人の間をすり抜けながらドアへ向かうと彼女とも目があってしまったので、「あ、●●さん!私帰るので〜」と一言だけ挨拶をする。すると「なんでリュック背負ってるの〜」と、彼女らしいどうでもいいツッコミが入ったので、「パソコンと、パソコンを置くスタンドが入ってるからです〜」と返事をして、「へ〜大変だね〜」という彼女のコメントに「どうでもいいがな」と思いながら足早にその場を去った。

まだまだ終電はあったものの、家が遠いという理由があると早めに帰ることに誰も何も疑問を抱かず「そうだよね、遠いもんね〜」と快く送り出してくれるのでこれもまた助かった。

 

20代や30代は酒呑みだったので、会社の人とは結構密に関わっていたけど、 会社の人とはなるべく関わらないのが自分のためだなと、今更ながら気づいた。友人関係も然り。

 

敏感体質なくせに、むしろ敏感体質だからか、他人に対して無防備すぎた。