スーパーカーで獣道を走る

金融系IT会社のアラフォー会社員。ギャンブル依存回復中の12歳年下バイセクシャル主夫と2匹の猫と暮らす。かくいう私も元アル中、しかし謎の体質変化により現在はほぼ下戸。City Girlでしたが、昨年自然を求めて田舎に引越し、果たしてそれが正解だったのか考え中。自分の歪んだ認知を矯正して飄々と生きることを目標とするADHD・妄想性障害・気分変調性障害のメンヘラ奮闘記。低血糖で副腎疲労の疑いもあり。

周りへの劣等感

私の周りには社会的に成功しているとされているキャリアウーマン、いわゆるバリキャリが多い。

 

ヨーロッパ在住の姉は某外資銀行のCクラス責任者への就任が決まり、幼馴染は金融企業の取締役を務める等、代表的なキャリアウーマンとして有名雑誌に載っているし、年下の元同僚はどんどん出世して大手企業のアジア本社で商品部門のヘッドを務めている、、等。LinkedINという外資専用ではないけど、日本では主に外資系企業で勤めるたちが登録するSNSを覗くと、国内外共に、同年代の元同僚、同期、知り合いはもう結構な役職に就いている。周りのアラフォーは、管理職をはじめ、起業して立派なCEOを務めていたり、私から見たら「立派な大人」をしている。社内でも、どういう思考回路なのか、とにかく合理的で仕事の実行が的確で早い女性のプロジェクトマネージャーが社長の右腕となり、社長と同等な仕事ぶりを発揮している。

 

一方私は、確かに大手企業等で務めてはきたけど、これといった専門性もなく、20代と30代はミュージシャンで売れることを夢見て、音楽活動と二足の草鞋を履き、恋愛やお酒に浸りながら、そして母親に支配されながら、ふらふらと学生と会社員生活を送ってきたため、だいぶ遅れをとってしまった。まぁこの中途半端具合が自分の実力なのでしょうが。今年に入って、ようやくこれならできるかもしれないという専門分野が見えてきたため、役職は20代の子たちと同じ平社員。収入は全然悪くはないけど、自分がいたコミュニティーの中では役職も収入も仕事に対する意識も何もかもが低いように自分には思える。

 

会社で働くことは常に電気ショックを与えられながら生きていくのと同じぐらい私にとっては辛いことだけど、金銭的に頼れる血縁が誰一人といない。だから大学を卒業してから、色々とありがながらも、なんとか働いてきた。所謂エリート層が集う外資の金融業界はお金にはなるけど、エリート意識の強い、杓子定規でしか物事を考えられない人たちの下部となり働く環境には特別な魅力を感じない。IT業界はまだマシであるが、会社員生活には変わりない。ここまで我慢できたことを労ってあげてもいいのかもしれないけど、私は会社生活を苦手とする自分を責めるのがやめられない。責めても、責めなくても、働かなくては生活ができないのだから。働きたくないから、YouTuberになりました!と言える若さと才能が自分にはないのだから、会社員で我慢。我慢してくれよ、自分。現実を見て、我慢してくれよ、自分。

 

「仕事もあって、これといって生活に不自由がない。それなのに生きるのが辛いとか、そんなわがままな悩み、読んでいて気分が悪くなる」

 

そんなことを言われてもおかしくない。実際このような指摘を受けたこともある。それは私もわかっているんです。全部失わないと学ばない?いや、昨年のコロナ禍で一旦全部失いかけて、国からお金も借りたました。もっとも、高収入の人は文句を言ってはいけないというのもどうかと思いますが。

 

会社員としては問題なく過ごせている様に見られるので、表面的にはわかりにくい精神的な病。

 

いや、ここまで会社が嫌々と書いておきながらなんだけど、問題の根本にあるのは、エリートバカたちでもなく、会社環境でもなく、自分へのダメ出し。

 

自分のダメ出しに疲弊しているのに、それでも止められない劣等感中毒。

 

でもダメ出しをするには生い立ちが影響しているので、ダメ出しをする自分を責めることは本末転倒。

 

だからブログを書いている。

 

色々と書き出せば、いかに自分の思考が歪んでいるかと認識できるかなと期待して。

書き出す行為が癒しになることを願って。

でも飽きっぽいので、すぐやめるかもしれない。

書いてる内容に対するダメ出しが止まらなくなり、すぐやめるかもしれない。

 

今の会社は役職は決して高くはないけど、お給料やその他条件は悪くないから、専門性を身につけるためにも、家族を安定的に養うためにも、最低4年はがんばりたい。休日も週末も働く日々がこのまま続かないなら、もうこのまま定年までいさせていただきたいぐらい。もうこれ以上転職はしたくない。

 

この子たちを幸せにしてあげられれば、それでいいはずだから。

 

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我が家の宝物。