メンヘラのなりそこない
結局自分は何がしたいのかがわからないというか、確かに何かしたいことがなければいけないというのも思い込みだけど、したいことがある方が生きやすいというか、楽しそうだなと思う。
私は何をしても比較的飲み込みは早いけど、その分飽きっぽい。出だしは遅くても、そのあとコツコツと続けらる人が心のそこから羨ましい。
音楽も、プロを目指していた割には、歌は頑張っていたけど、楽器やDTMにはそこまで時間を割かずにお酒ばかり飲んでいたのは結局そこまで好きではなかったのか。。。
会社の仕事と、酒と、鬱と、彼氏とたたまにライプみたいな。
クズ、というか、普通。
自分は特別な何かがあると思い込んでいたが、普通。
リスカをするような劇的なメンヘラでもないので、メンヘラの成り損ない。
ピアノだって、ギターだって、DTMだって、絵だって、文章だって、今から趣味にすればいいのに。SNSで動画をアップして、相互フォローして、褒めあって、楽しくやってればいいのに、やらない。
何もやらない。
お金の心配で頭が一っぱいで、仕事をして、自分にダメ出しをして、疲れて、ヨガでもすればいいのにやらないでろくに運動もできず、毎日が過ぎていく。
それなのに何もできないとか体型が崩れていくのを嘆く。
コツコツと何かにハマって、それで社会的に認められて、お金が入るようになる、というのを夢見る高2病。
でも何かコツコツとしやろうと思うと、飽きる、続かない。
仕事が忙しいというのを言い訳に、そもそも仕事以外のことが手に付かない。
社会的に認められたいのに、社会的に需要のありそうなコンテンツを構築するための研究をしない。人前に出ようとか、SNSに何かアップしようと思うと、猫の写真程度なら大丈夫だけど、自分が主体になると「おまえになんか誰も興味がない」という脳内の罵声や、他の人の圧倒的な承認欲求に押し潰されて、怯む。
自分の年齢を気にせず、好きだなと思うものを外の情報を遮断して、自分のためにコツコツと続けて、気軽にSNSとかでアップして、たまにコメントもらったり、やりとりして楽しく過ごせたらいいな。
お金の心配もしたくない。
インスタではフォロワーさんがコツコツと作曲やライブをこなしていたり、ポールダンスをがむしゃらにがんばったり、ヨガのインストラクターを目指したりと、すごく有意義に時間を使っているように見えて眩しい。
私はただ「私だってやればできるのに」と言いながらやらずに、つまらない仕事しかしない、どうしようもない。
しかも仕事も突出してできるなら格好がつくけど、普通だから。
パートナーと猫2匹を養えているのは一つの結果いえばそうだけど、都心ではなく、田舎の古い戸建てで暮らせる程度の生活レベルしか提供できていないと自分をモラハラする。貯金はまだまだ大した額ではなく、安い中古車すらローンを組んで買えない。一体何やってんだよ、と。
お願いだから、もう少し頭と体が動いてくれるようになって欲しい。
そうやって、自分をいじめるから、余計に体が動かなくなるのだろうか。
他人と自分にモラハラされるしか生き方を知らないから、ストレスが溜まって、死にたくなる。
このまま出口の見えない堂々巡りをしながら残された若さを消費するのはあまりにも悲しすぎる。
栄養療法を続けていくしかない。